インドネシア訪問記 ~ジャカルタ・ガルト~
2026年10月10日~10月14日までの5日間、インドネシアを訪問し、第2陣の家庭訪問・第3陣採用面接を行いました。
~インドネシア入国―ガルトへ移動~
今回訪問したのはジャワ島西ジャワ州にあるガルトで、日本からのアクセスのしづらさにも驚きました。
岡山からインドネシアへ行くには、岡山空港から羽田空港を経由してジャワ島ジャカルタにあるスカルノ・ハッタ国際空港へ向かいます。
岡山を朝7時に出発し、到着するのは現地時間で17時頃、日本時間だと19時でインドネシアへ行くだけでもほぼ1日かかってしまいます。
ガルトへ行くにはジャカルタから高速鉄道(Whoosh)を利用して第3の都市であるバンドンへ行き、そこから車に乗り換える必要があります。
今回は送り出し機関の計らいで、バンドンからガルトまで現地警察による先導があったため通常3時間程度かかる道のりを約半分の1時間半で移動することが出来ました。インドネシアの渋滞は世界でも有数であるため、渋滞を避けて移動できたのはありがたかったです。

~家庭訪問~
インドネシア2日目は第2陣の入国前家庭訪問を実施しました。
今年の1月末に面接し、8カ月程送出し機関の学校で勉強していたため日本語能力も成長しており、家族と私たちの間に入り、通訳をしてくれました。
インドネシアの都市部と地方では収入なども大きな差があり出稼ぎに都市部へ行く家族も多いと説明してくれました。
実際に実習生の父親や兄弟も都市部へ出稼ぎに行っているようです。
また、今回訪問した地域は日本人が来たことのない地域で、私たちが自宅に行くと近隣の方々も物珍しそうに見物に来ていました。




~第3陣面接~
3日目は2日目から続いてガルトに滞在し、送り出し機関で第3陣の面接を行いました。
学校を訪問すると学校に在籍する生徒全員でお出迎えをしてくれました。



面接、学科試験、実技試験を実施し、3名の実習生を採用することが出来ました。
試験の印象では3人とも能力が高く、技能実習制度・特定技能制度への理解も深いように感じました。
3人とも特定技能へ移行し長く日本で働くことを目標にしており、当社独自で定めた国の基準より高い特定技能移行条件を提示しても問題ないと力強く答えてくれました。
今後技能実習制度が無くなり、育成就労制度となる事で、育成就労3年+特定技能1号5年のうちに特定技能2号へ移行する資格を取得する必要があります。
当社としても長く働いてもらい日本語と技能を身につけてもらうために、精一杯フォローしていきたいと思います。

~総括~
私自身、初のインドネシアでしたが、充実したインドネシア訪問となりました。
無事に第3陣の3名を採用できたのはもちろんのこと、候補者の技能実習制度・特定技能制度への理解の深さと学習意欲の高さに驚かされました。
ベトナムでは日本向け送出しが下火となった影響からサクラや学歴詐称など横行し、日本語で挨拶や自己紹介が出来ないことが普通の状況になっていました。日本へ行くための在留資格も知らずに面接を受けさせられている人も多くいました。
そのようなベトナムの現状から比較すると全員が当たり前に日本語で自己紹介ができ、技能実習(育成就労)制度が学びの期間であると理解していることだけでも驚きでした。
これから日本における外国人労働者、特に単純労働者に対する規制は厳しくなります。
制度を正しく理解しルールを守り、日本語・専門技術を定められた期間内で習得する・させることが外国人労働者・企業に求められます。
インドネシアでも送り出し機関が増加傾向で過激な競争による品質の低下が危ぶまれますが、当社では今後も今回の面接を一つの基準とし、不必要にハードルを下げることなく採用していく必要があると感じました。

~おまけ~
先日ある国会議員の話を聞く機会があり、日本人に選ばれないため安易に外国人労働者に頼っている会社は、今後外国人労働者からも選ばれなくなるだろうという話を聞きました。
当社を含めほとんどの建設業が日本人の採用に苦労しており、人材確保・人材育成は課題となっています。
外国人労働者をめぐる法改正によって今、建設業界は大きな岐路に立たされているように感じます。
現代は環境の変化が速いうえに予測が困難になっているという特徴があります。加えて環境の変化によって過去の成功体験が今後は通用しないとも言われています。
今後、過去の成功に捕らわれず、正しい情報を取捨選択し外国人労働者、ひいては日本人に選ばれる労働条件・労働環境を整備する必要性を感じました。


