2026年 新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。
皆様には、健やかに新春を迎えられたことと、お慶び申し上げます。
また、旧年中は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
昨年2025年は物価高騰が世間で取り沙汰されましたが、当社も例外ではありませんでした。
当初予定していた工事が物価高騰のあおりを受け、延期・中止になることも珍しくなく、厳しい一年となりました。
しかしながら、裏を返せば当社の取引先企業は賃上げや下請単価の上昇を補う原資としてしっかりと価格転嫁を行っているということの表れだと思います。
一方で、昨年の初めには当社も加入している岡山県建設業協会がダンピング受注対策に力を入れることを発表し、建設Gメン制度を開始しました。
下請企業に不当な圧力をかけ、安く仕事をさせることで施主から安く工事を受注する業者が未だに存在しており建設業全体でも大きな問題となっています。
もちろん、ダンピングを行う企業が「悪」であることは間違いありませんが、建設業、特に専門業種を取り巻く環境もダンピングに大きく影響しています。
専門業者は法律(工事1件当たり500万円未満は建設業許可不要)や職人不足によって他業種と比較して容易に独立ができる環境となっています。
本来は現場での知識や技術、社会保険などの事務手続きに税務、ひいては一般常識など様々な能力が求められるはずですが、現場の知識や技術だけで独立する人や酷い場合はそれすらない人も存在しています。
他業種、例えば飲食業などでは味や接客態度などで評判が左右され、よくない業者は淘汰されていきますが、建設業では人手不足による需要と供給のバランスから腕が悪くてもいるだけでありがたがられるためなかなか淘汰が進んでいません。
そのような「質の悪い業者」に対しダンピングを行い単価を下げさせ価格破壊を行った後に、「質の良い業者」に対して相見積もりをし、安くさせる手法も横行しています。
法・国などによる対策も大事ではありますが、当社としても必要な対策を行っていくことが大事だと考えております。
物価上昇、政府からの賃上げ要請を理由に取引先に単価の引き上げをお願いすることは楽な方法ではあります。職人が不足しているという現状から受け入れられやすくなってきていることも事実ではあります。
しかしながら、自社が「質の悪い業者」にならないために、また「コストのわりに質が悪い業者」と言われないためにも職人として良い型枠を提供する責任と矜持を持つ必要があります。
そのために以前から採用活動を積極的に行い、若手人材を確保してきましたが、昨年より教育へのさらなる投資が必要であると感じOFF-JTを導入するなど技術力の向上に力を入れてきました。
本年も若手人材への投資はもちろん、職長へDX・技術革新へ対応するリスキリングなど積極的な投資を行い、コストに見合った良い型枠を提供できるよう邁進してまいります。
皆様のご健勝とご発展をお祈りしますとともに、本年もより一層のご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。


